赤・茶でまとめられた素朴な味わいのある三線です。棹は透明塗りで木の地肌が透けて見えています。5年以上前に沖縄の三線専門店(店名は忘れました)で購入しました。三線単品で6～7万円ぐらいだったと思います。胴巻きは汚れたため元のものから交換しています。棹の素材は不明ですが、モクマオウ、鉄木、ウリンあたりではないかと思われます。胴に隠れて見えない、塗装を施していない心の部分も茶色い木肌をしていました。音質は、ゆし木のような軽やかさやふくよかさと、鉄木・紫檀のようなシャープさの中間のような感じがします。木目の感じからモクマオウかなと思いますが、正確なところはわかりません。古典よりは民謡、特に三下げの曲がばっちりハマります。いわゆる入門用とされる樫木やチャー木(チーク)の棹と比べると、音の輪郭が一音一音はっきり出て、音のズレがよく分かるので耳を鍛えるにはとても良い三線です。アッチャメー小、嘉手久の練習にこそ向いている三線だと思います。入門用の三線で数曲弾けるようになったところで、更にレベルアップしたい方、棹の材質で音がどう変わるのか興味が出てきた方にぜひおすすめです。小傷、スリ傷はありますが、欠けや目立った傷、打痕はありません。蛇皮に破れありません。棹に、この三線でよく練習していた頃につけていた赤い線(マジック跡)が勘所付近にうっすらと残っている場所があります。ただ棹の色と同化してさほど目立たないと思います。ハードケースは経年でそれなりの使用感はあります。あくまで輸送用の保護目的とお考え下さい。付属品: ハードケース(鍵付き)チューナー(動作未確認です)バチ(素材不明です)黒檀飾りウマ※三線スタンドは撮影用なので付属しません。※ご購入いただいてから梱包用のダンボールを調達しますので発送まで3～5日ほどお時間をいただきます。お急ぎの場合はコメントでご相談下さい。