１Uサイズのアナログ・ドラム音源。HDBはVermonaと同じ会社です。Vermona DRM1から部分的に抽出したモジュールといえます。基本的にはMIDI駆動で動きますが、パネル上のトリガーボタンでも発音します。便利です。割と美品。シャーシ、ノブとも、ガタは無く。ノブのトルクも残っています。底の部分の両端に小さな擦れあり。本体とアダクター。マニュアル（簡単なものですが英文と日本語の２種）。プチプチで包んでダンボールに入れて発送。DRM 2をネット上で検索すると“キック・ドラム・モジュール”だとする記述がヒットすると思うんですが、確かにキックの音も作れます。ただしそのまま使うのはキツいかなという印象。別途コンプとイコライザーを用意して作りこむのが良いと思います。大事な事なんですが「スネア」の音は出ません。あと「ハンド・クラップ」も無理です。多彩な音が出ますが上記の２種は出ないので注意してください。ノイズオシレータを備えていないので、それ系は無理という事です。「変なアナログ・パーカッション」発生器と捉えると良いと思います。エグくて金属的な響きが得意です。個性の強い音が出るのでエフェクトの乗りは良いです。設定によっては信号漏れが発生します。けっこうノイジーな機械だなという印象はあります。主にFM変調回路に由来するものだと思います。気になる場合、もしくは音量大きめで使う場合など、ゲートをかます事をお勧めします。写真で全パラメータを確認できるようにしました。これを見て大体どんな事ができるか想像できる方なら話は早いと思います。しかし意外な音も出るので最初はあらゆる組み合わせを試してみて下さい。アタックというパラメーターは小さな「プチッ」というノイズを足してくれるものです。それほど盛大にかかるものではありません。通常、最大で良いのではと思います。ちょっとレアな製品です。しかしレアうんぬんよりも「DRM1を買うまではいかないけどドラム特化のアナログ音源に興味がある」というような方に向いていると思います。本体は非常に軽いのでライブ等、持ち運びには便利。前述通りトリガー発音可能ですので単独でも動作します。アダプターは普通の重さです。値段的には手ごろだと思います。この機会にぜひどうぞ。